夏休みに会った友人と家の話になり「建売と注文住宅どっちがいいの?」とふと聞かれて、家づくりをしていたころのことを思い出しました。ので、なんとなくこの問題ブログでも書いておこうかなぁと思いました次第です。
立地のいい場所は建売になりやすい(と思う)
建売と注文住宅の違いはというと、
- 建売は土地と建物セットで購入
- 注文住宅は土地を購入してそこに建物を建てる
ということになるのですけども、実際はこの形態の違いがさまざまな違いを生むことになります。
で、首都圏に住んでいて、わりと大きな違いだなぁと思っているのがその立地。駅からわりと近いエリアなんかは、やはり売れるからか?ビルダーが土地を買って建売になっている傾向が強いように思います。あとはオー○ンハウスのセミオーダーくらいとか。
あと、まとめて10棟くらいの区画とかも建売で販売されることが多いかなと。
注文住宅を建てるために土地を探すと、駅から少し離れた戸建てエリアあたりを探すケースが多いように思いました。
建売だから安いとは限らない
我が家は注文住宅ですが、ローコストで建てたので建物価格は1800万円くらい。
- ローコストメーカーを選ぶ
- なるべく標準プラン内で建てて、オプションは必要最低限
- ベランダや床暖房など定番設備の要・不要を考える
このあたりを徹底したのは大きかったかなと思います。
断熱性とか、住んでいく中でランニングコストにかかわる部分はきちんと確保しつつ、オプションはほんとに必要最低限にしました。あと、床暖房なんかも建売についていること多いけど、我が家ではなくしました。これだけでも40万円くらいの減額だった。
なので、建売=安いというわけではなく、建て方による部分が大きいかも。注文住宅で自分好みに建てると青天井というか、どこまででも予算はふくらむので、高くなりがちというだけで。
まったく同じ間取りの家があれば建売のほうが安いとは思うのですけど、窓、床、建具など細かいところのグレードが建売のほうが少しずつ安い、という傾向があると思います(ただ物件によるので、ホント「傾向」)
注文住宅は手間がかかる
家づくりにこだわりがなくて、マンション感覚で家を買うなら建売のほうが向いている、と思います。
注文住宅はとにかく手間がかかります。それが楽しいと思えるならいいのですけど、打ち合わせ、決定、打ち合わせ、決定の連続なので、そうではなくてもう「決まった間取りや仕様のものを気に入るかどうか」のほうがラクな方は建売のほうが向いてるかなと思います。
建売はメンテナンスコストがかかる場合がある
注文住宅のポジショントークでもあるのですが「建売は安いですけどメンテにお金かかりますよ」というポイント。
たとえばですが、我が家を建てたアイ工務店だと外壁はニチハの30年保証のものなんですが、建売だとそこまでこだわっていなくて、もう少し早いタイミングでメンテが必要になったりするわけです。あと屋根とかも同様に。
メンテナンスコストとはちょっと異なりますが、断熱材やガラス、サッシをしっかり選べば冷暖房効率がよくなって光熱費は下がりますし、長期優良住宅で建てると税制上の優遇があったりします。
このあたり、注文住宅だとお金のかけどころによってはあとからランニングコストが抑えられると思います。我が家はその方針をとりました。
我が家の場合は?
ちなみに、我が家の流れはこんな感じ。
エリア縛りでマンション、建売、注文住宅すべて比較した
我が家では注文住宅を建てたいとも、マンション買いたいとも特に思っていなくて、ただ住みたいエリアは決まっていたので、マンションと建売、注文住宅どれも縛りなく探しました。予算と間取りと立地が合う場所を探して…。
これは優先順位が立地だったからです。
戸建てに絞ってからも建売と土地を両面で探した
予算や住み心地を考えて途中から戸建てを中心に探したのですが、この時期も土地を探してハウスメーカーを訪問しつつ、同時に建売にもアンテナを張って、新しい物件が出るたびに見に行っていました。
なるべくローコストで建てた
結果、立地・予算・スペックでちょうど良い場所が注文住宅だったという結論。この時期には建築費用とメンテナンスコスト両面で見るようになっていて、注文住宅で住み心地よく、長期優良住宅を建てて、かつ無駄はそぎ落としてローコストにおさめよう、という思考となりました。
でも気に入った建売もあって、そちらのほうが立地がよかったので最後まで2択で悩みました。。結局、総合得点でいまの注文住宅に落ち着いた、という感じでした。
以上、どちらがいいのか問題と我が家の選択について。