注文住宅を建てるとき「床暖房」はデフォルトだと思っている方は意外と多いかも?と思います。我が家もそんな感じでしたが、人気の設備ではあるものの導入コストも高い……! 他のオプションとの優先順位を比較した結果、迷いながらも導入を見送りました。
実際に暮らしはじめてから2度の冬を越えた体験談、ブログでも書いてみたいと思います。
一般的な床暖房のメリットとデメリット
一般的な床暖房のメリットというと、足元から温かく心地良い、エアコンのように空気が乾燥しない、ファンヒーターのように場所を取ったり危険だったりといったことがない…などが挙げられるかなと思います。
一方でデメリットというと、導入費用が高い、メンテナンスコストがかかる、光熱費がかかる、部屋が暖まるまで時間がかかる、床材が限られる、などかな?
我が家では、主に導入費用とランニングコスト、メンテナンスコスト、まあお金の部分が気になっていました。
我が家が床暖房を入れなかった理由
で、最終的に見送った理由はというと、最初気になっていたとおり、費用が40万円程度と高額だった上に、電気代やメンテナンス費用もかかるから。
我が家は予算ギリギリの家づくりだったのですが、40万円で採用できる別のオプションを考えると、優先度は低く感じました。だって冬しか使わないものだしな、ということもあって。
それで、ハウスメーカーの担当者さんに聞いてみても、私たちのエリアで採用しているのは半数程度とのことで。それなら我が家もなくてもいけるかも?と。もともと、もう少し導入割合は高いと思っていて、かつ、あとからの導入が難しそうなので入れておこうかなと思っていたので、意外とつけていないんだーというのは、自分たちの判断の後押しになりました。
そんなわけで、床の冷たさに困ったらホットカーペットを敷けば良いかな?ということで、床暖房の導入は見送りに決定。
床暖房なしで冬を過ごしてみた感想
実際に住んでみた感想ですが。。。
アイ工務店はわりと標準仕様でも高断熱ですし、エアコンだけで十分に暖かかったです。結局ホットカーペットも使わず、エアコンとラグ、ブランケットで冬を問題なく越えることがほとんど。ただ靴下、スリッパは必須ですけども。
冬のさなかに子どもが「床冷たいの嫌だーおこたほしいー」と言い出したときに、はじめてホットカーペットを出しました。ホットカーペットの上にラグ、その上に毛布持ってきて即席こたつ風。我が家にはそれで十分だったかなーと思います。今書いていて思いましたが、こたつ導入するっていうのもひとつですね。最終的に床暖房を減額調整の対象にし、その予算でトイレの洗面台や収納をつくったり、エコカラットの装飾を取り入れたりできました。そちらの満足度も高かったため、結果的に我が家は「導入を見送って良かった」というのが本音です。
ライフスタイルや予算との兼ね合いも考えて導入を
以上が我が家の体験談ですが、エアコンの乾燥が苦手な方や、赤ちゃんがいるご家庭などは導入の優先順位が高くなるかも、と思います。
あと、導入コストもハウスメーカーによって異なります。予算も含め、どれくらいの優先度なのかを考えて導入を決めるのがおすすめです。
我が家は家さがし、家づくりのなかで新築分譲(建売)も多く見ましたが、床暖房つきの戸建はとても多かったです。なんとなく「あった方がいいもの」と思っている人も多いと思う設備かなーと思います。
ただ、床暖房はオプションの中でも高額な部類に入ります。予算に余裕があればいいですが、あまり余裕がないなら、別のオプションに回した方が満足度が高くなるかも、と思いました。冷静に比較して判断するのがおすすめです。
あと、同じ地域の友人や知人に「床暖房はあるか、どれくらい使っているか」聞いてみるのもおすすめかもしれません。