マイホーム建築中に地域のゴミ置き場が家の前に移転してきていた話。
自分の家だってゴミを出すのですけど、家の前がゴミ置き場なのは嫌だ。…っていうのはなんとも身勝手な話だというのは承知していますが、実際にそれが起こってしまった話。正確には我が家の場合、道を挟んで向かい側だったのですが、どのように対応したのか、誰とどう相談したのか、という経緯を含めてブログでも残しておきたいと思います。
建築中、気がつけば我が家の前にゴミ置き場が移転
事の発端は、建築中…というか、まだ土地に建っていた建物を解体中くらいのタイミング。ある日、現場の近くを通ったら、土地の前、道(4m道路くらい)を挟んで向かい側(向かい側は月極駐車場になっている)にカラスよけのネット素材のボックスが置いてあるのを見つけました。向かい側は月極駐車場で、その駐車場に隣接する形でゴミ置き場とする感じの位置関係。
私たちの地域でのゴミ置き場は、そんな風にネット素材のボックスがあって、ゴミ収集車が回収を終えると畳まれる、という形のゴミ収集ルールとなっています。つまり、これがあるということは間違いなくそこがゴミ置き場ということ。
第一声は「なんで!?」と。
だって、土地を購入する決定をしたときには、そんなゴミ置き場はなかったんです。私はゴミ置き場の近くは嫌で、土地の購入を考えるときには必ず近隣のゴミ置き場の位置まで確認するようにしていたのに。それが家の前にあるなんて。
本当に寝耳に水の話で、どうして??と思ったのが最初の印象でした。
ハウスメーカーを通じて問い合わせをした結果
まずは現地で聞いてみた
「えー」と思ったものの、もしかしたら一時的にゴミ置き場ボックス置いていただけかも。だってずっとなかったものだし。と現実逃避しつつ、数日後のゴミの日に見に行ってみると、やっぱりそこはゴミ置き場となっていました。
もうショックすぎて、そこに捨てにきていたご近所の方にいきなり話しかけてww「このゴミ置き場って前からここでした?!」って聞いてみると、なんと最近移転したとのこと!さらにショックの追い打ち。だって移転してきたということは、ここで確定ということ…。
そりゃないよと思って「あのーうちここ買ったものなんですけど」「ゴミ置き場が目の前っていうのは…」「ごめんなさいひとまず事実関係を知りたくて」と、つとめて冷静に聞いてみました(今考えると、あのとき話しかけられた方も困惑だと思う)。結果、
- 我が家の前、道を挟んだ向こう側は別の町内会。つまり別の町内会のゴミ捨て場らしい
- 移転は向こう側の町内会で決まったことらしい
- 我が家の向かい側の駐車場の持ち主にもゴミ置き場移転は承諾済みらしい
- 移転はようやく決まったことで住民みんなほっとしている
…ということでした。。。
もともと、近くの集合住宅前にあったゴミ置き場なのですが、そこにあることにオーナーさんは難色を示していたそう。
でも、移転するとなると、その地域だと「誰かの家の前(敷地を接する形でゴミ置き場を設置する)」になってしまう。そこで、駐車場の所有者さん承諾のもと「駐車場として使用している間に限り」前にゴミ捨て場を設置していいということにしたのだそうでした。
しかし困る……不動産屋さんと話
状況は理解したものの、我が家としても、すぐ近くにゴミ置き場はないことを確認して土地を購入したのに。
しかもその時点ですでに間取りはできていて、間取り上、玄関開けて敷地から出ると正面にゴミ置き場が来るという…
やっぱりそれは耐えがたいんですけど、ということで、ハウスメーカーにこういう場合どうなるんですか?と問い合わせることに。そうすると、土地購入を仲介してくれた不動産やさんから町内会に確認を取ってくれたらしく、連絡がありました。
- 気持ちは重々理解します
- 仮に敷地と接する形で目の前にゴミ置き場が移転してきたなら、それは拒否する方向で話はできると思う
- ただ、今回は4m道路を挟んで向かい側。その場合はそこの土地の所有者でもないので難しい。あくまで町内会との話し合いになると思う
との回答。。。しかも道を挟んだ向かいは我が家の属する町内会とは別の町内会というのがまたややこしくてですね。そう、我が家はちょうど町内会が変わる境目に位置しているらしく。
別の町内会さんとこういった話をする場合、自分の属する町内会長さんを通じてするのが慣例らしく、
我が家ー不動産屋さんー我が家の属する町内会長ーゴミ置き場の属する町内会長
と、間を挟むとよりわけがわからなくなるなぁと思って、不動産屋さんと相談の上、直接、町内会の会長さんに連絡を入れることになりました。
町内会長さんと相談
不動産屋さんから再度連絡を入れてもらった上で、私が電話。その時点ですでに話は通っていたらしく、認識のすりあわせは早かったです。
- 基本的には不動産屋さんが言ったそのまま。あくまで自分の土地にゴミ置き場を置いているわけじゃないので、向こうの町内会に対しても強くは主張しづらい
- 向こうの町内会でもゴミ置き場の移転が決まるまで結構大変だったらしく、ようやく決まったところらしい
- でも気持ちはわかるので、意見してみることは可能
- ゴミ置き場の使い方が悪いとか、車が出しにくいとか事情があればちょっと強く言うこともできます
みたいな感じ。
こういう場合って、地域の大御所みたいな方が出てきて、悪くすれば厄介者扱いされちゃうんじゃないかと身構えてたのですが、とても紳士的でスマートなおじさま。合理的に、淡々と、平等。みたいな雰囲気で話はしやすかったです。
戸惑う気持ちはよくわかるし、理由さえあれば主張することもできるんだけどね。とおっしゃってました。
そして我が家で家族会議
そんなこんなである程度情報が出そろった時点で、「で、実際どうする?」家族会議。
強く主張するか否か
迷った結果、我が家では「ゴミ置き場の移転」を強く主張はしないという結論になりました。我が家の敷地に接する場所であれば強く主張しますが、道を挟んで向かい側であること、移転には別の町内会での合意が必要なこと、移転先の候補がないことを考えると、まあ無理筋であろうと。
そして道を挟んだとはいえ、ご近所。微妙に無理な注文を押し通したとして、通る可能性が低いならそちらのほうがデメリットでは?と。
ただし、町内会長さんを通して、
我が家から移転してほしい要望があったこと(土地購入を決めた際の判断材料だったので)は伝えてもらったうえで、
- 使い方がルールに沿ってなければクレームは入れさせていただく
- 今すぐの移転とまでは言わないが、数年おきに場所を変える検討をしてほしい
2点を伝えていただきました。数年おきの移転は現実的じゃないだろうな、とは思っていますが、これくらいは主張したい。
外構をどうするか
と、親和的な結論にたどりついた我が家ですが、やっぱり家を出てすぐゴミ置き場は微妙に嫌なものは嫌。
ゴミ捨て場のトラブルと外構の検討時期がちょうど重なっていたこともあって、クローズ外構が採用されることとなりましたw 多少受け入れはしましたが、向こうの町内会とは心理的に距離を取りたいです。
そして2年が経ちましたが。。。
そして入居して2年が経ちますが、正直、入居してみるとあんまり気にならないw
常設のゴミ置き場っていうよりは、毎回、収集が終わったら畳まれるし、ゴミが散乱することもない。分別が違って収集されないゴミが残っていることが続いたときは向こうの町内会に連絡を入れさせてもらって、それも改善しました(このへんはうるさい人と思われてもいいと思って割り切ってます)
ただ微妙に腹立つのが、我が家の前にあるくせに我が家はそこに捨てられないこと(だって違う町内会なので)。どないやねんと思ってますが、自分が使ってないほうがマナーにも意見しやすかったりもしますし、まぁ仕方ないですね。
使い方悪かったらすぐ意見するぞ、という感覚でいて、実際そうしてるので、結果、あまりストレスをためることなく共存しています。過度な我慢は良くなく、過度な主張もよくない。地域での生活なんてある程度持ちつ持たれつだと思うので、落としどころを探しつつというのが私の感覚に合っているなと思います。
まとめとして
長々と書きましたが、我が家のマイホームトラブルの備忘録でした。こんなこと書いて誰の役に立つものではないのですが、家づくりって千差万別で「こんなときどうなるの?」ってこと、多いと思います。
私もこのトラブルが持ち上がった際は、どうすべきかすごく悩んで、似たケースがないか検索したりもしたので、、、我が家の着地点を書き留めておいた、という次第でした。